日別アーカイブ: 2025年3月2日

こどもへの囲碁普及は学校での「総合的な学習の時間」の取り組みが効果的。

2025年3月2日NHKの囲碁番組で東京や大阪でプロ棋士や若い方々などが行っているこどもへの囲碁普及活動の様子が映像で紹介されました。           私は平成4年秋に『長崎ジュニア囲碁大会』を開催することから囲碁普及活動に携わっています。現在は3つの囲碁教室で毎週1回2時間。小学校のアフタースクールで毎週1回2時間程の指導を行っています(何れも参加費無料)が、こども達は習い事が多く囲碁教室で生徒を集めるのは大変です。                       文化庁「伝統親子こども囲碁教室補助事業」は平成15年度から始まり、申請要件の生徒10名の維持ができず県内の教室は当団体だけが取り組んでいます。   また、平成16年に県内のこども囲碁教室のネットワークづくりに取り組んだ時、40以上の教室があり、『長崎ジュニア囲碁大会』の参加者も200人以上があたりまえでした。現在は県内のこども囲碁教室1ケタ前半になり、本年2月末にも1つの教室が終わりました。教室が減った理由は指導者の高齢化です。

さて、学校での囲碁の取り組みですが、かつて「全日本囲碁協会」が12万人を超える署名を持参し馳文部科学大臣を訪問したこともありました。正課導入のお願いは実現していませんが、「総合的な学習の時間」を活用し囲碁を正課として採用している学校は素晴らしいと思います。(149校)また、兵庫県の宝塚市ではモデルケースとして保育所や幼稚園で2万4000人を超える未就学児が囲碁を学んでおり本年には5歳児の全国大会が始まったことも紹介されました。(当団体では本年3月開催の『渡辺和代キッズカップ』で保育園年長の生徒が準優勝しました。)

長崎市の場合、小・中学校の「総合的な学習の時間」で囲碁が採用されていたこともありましたが、囲碁が分かる教職員がいなくなれば実施がなくなるようです。   また、公立学校ではクラブ活動として存在がなく、学校は生徒を早く帰宅させたい方針です。本日のテレビで紹介された学校では外部からの指導者を受け入れていますが、このためには囲碁愛好者の協力が欠かせません。当団体の「高齢者囲碁サロン」(参加費無料)ではお年寄り(初段~五段)とこどもが囲碁を楽しんでいます。

ネット nhk囲碁フォーカスをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

第1回九州沖縄こども囲碁教室等団体戦を2025年5月11日に長崎市で開催します。

開催要項はまだ案ですが開催日までの期間が短いので公開しました。この大会は『文部科学大臣杯小・中学校囲碁団体戦』の復活開催を願って行うものです。  高校生も参加でき、囲碁教室や兄弟・姉妹でもチームを作って参加できるのが特徴です。九州こども囲碁普及会が初めて取り組む棋戦ですので意見などがあれば事務局までメール願います。

第1回九州沖縄こども囲碁教室等団体戦(案)
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